心を育み、叡智を究める。福島成蹊の首都圏型「中高一貫教育」
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2020.04.20
成蹊を探れ! 第1回 校舎の変遷 ~成蹊はどこにあったのか?~
今週より臨時休校となったため、学校のトピックスをお送りする代わりに「
成蹊を探れ!
」と題して、創立100周年時に発刊した「
福島成蹊百年史
」をベースに、成蹊の歴史やこぼれ話をお届けしたいと思います。第1回は校舎の変遷です。
現在は「上浜キャンパス」「腰浜キャンパス」の2つがありますが、ここに至るまでには「万世町仮校舎」「宮町校舎」を経ています。
①
万世町仮校舎
(1913年〔大正2〕~1914年〔大正3〕)
「校舎」といっても、実際は下の図の①、②が校舎だったというこのですので、関係者のご厚意により、部屋をいくつかお借りしていた、という状況だったようです。当時の生徒だった高木八重さんの覚書によると「10人か15人が3人用の台に向かってお座りして、親しく学習した」とあります。もちろん、十分な教育環境とは言えず、1年足らずで移転することになりました。
※建物名等は100周年史発行当時のものです
②
宮町校舎
(1914年〔大正3〕~1959年〔昭和34〕)
現存する、福島市公会堂の控室として使われていた古い建物の払い下げをうけて建築されました。寄宿舎も含め、10回の増改築を経て、以後45年間、成蹊生は日本や福島の大きな変化をこの校舎で経験することになります。
※建物名等は100周年史発行当時のものです
③
上浜キャンパス
(1959年〔昭和34〕~)
建築当時の名称は「
福島成蹊女子高等学校
」。構想11年、悲願の「校舎移転新築」でした。宮町校舎から直線距離で700メートル。当時の生徒たちがリヤカーを引き、あるいは机イスを持って移動したということです。現在も使用する校地ですが、当時の施設で現存するものは、残念ながらありません。現在、最も古いのは昭和42年建築の「小蹊寮」。本校舎は昭和58年建築。他の施設はすべて平成以降です。50年以上たつ小蹊寮は現在でも部活動等で使用していますし、本校舎も築40年とは思えないほどきれいです。これも先輩方が丁寧に使い、しっかりと清掃をしてくださった賜物と思います。
本校舎(当時の名称は「南校舎」)建築時(昭和58年)の上浜キャンパス
※現在は赤線のところまで道路になっています
④
腰浜キャンパス
(2009年〔平成21〕~)
福島成蹊中学校設立時に中学校校舎が建築されました。現在は一貫コースの高校生通う「一貫校舎」、茶室「自蹊庵」、「第1グラウンド」「第2グラウンド」などを含めて「腰浜キャンパス」と称しています。
福島成蹊高等学校
ホームページ→
http://www.f-seikei.ed.jp/hs/
福島成蹊中高一貫
ホームページ→
http://www.f-seikei.ed.jp/jhs/
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